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IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

IVUSAとは「本気の遊び場」池田慶輔さん

記念すべき第1回目のインタビューは、学生代表の池田慶輔さん。
2700人の頂点に立つ池田さんの素顔に迫ります。

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― 第一回目の取材は2015年度(23期)学生代表の池田慶輔さんにさせていただきます!!

 光栄です。ありがとうございます。


― 池田さんはなんでIVUSAに入ったんですか?


  えっと…(笑)入った理由は同期に誘われて。確固たる意志があったわけでもなく入ったので、あんまりその辺りを深く掘り下げられるとちょっとまずいなっていう感じです(笑)


― では、高校時代は何をしてたんですか?

 高校は本当に部活。中学校で水泳やってたんだけど、個人競技だから練習とか全然面白くなくて。 だから高校入ったら、球技とかでチームメイトがいるやつやろうと思って。でも野球とかサッカーとかバスケとかってなると、中学の時からできてないと、もう厳しくね?って思ったから、高校からでもできるような競技を探していったらハンドボールっていうのを見つけて、じゃあハンドボールやろうと思って、ハンドボール部がある高校目指して。3年間ずっとハンドボール漬けの毎日を過ごしてました。


― そこでも部長などされていたり・・・?

 まさに部長を(笑)


― 高校から大学に入るまでにちょっとブランクがあったと聞いたんですが、何をされてたんですか?

 高校を卒業してから、すぐに働き出しました。


― どういった会社に就職したんですか?
 葬儀屋です。おくりびとをやっていました。


― それからなんで大学に入ろうと思ったんですか?
 かなり漠然とした感じです。周りが大学行って、2年生になったり3年生になったりサークルとか話してるのとかを見てて、大学も面白いのかなーと思って。1年働いて次の年の9月ぐらいにちょっと学生やってみようかなっていう感じで(笑)。その次の月ぐらいに仕事辞めて、たった2か月だけどあんなに勉強したのは人生初ってぐらい勉強してセンター試験受けて、入ってきたみたいな感じ。


―  すごいですね(笑)。ではIVUSAの話に戻しましょう。 今までにIVUSAでいろんな活動に行ってらっしゃってると思うんですが、思い出に残ってるとか辛かった活動はありますか?
 ターニングポイントみたいになったのは、僕が2年生の時のあの金華山の活動(※1)かな。

(※1)宮城県石巻市金華山復旧支援活動。総勢約100名で6日間に渡り、貯水槽の土砂撤去、金華山にある金華山神社の参道の整備を行った。活動レポートはこちら。

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― 私も行きました!

 ね、助けてもらいました。あの時は2年生になってすぐのプロジェクト(※2)っていうことで、あんまりいろんなことを分かってない状態で行って、その中でみんなの食事を準備する調理PT(※3)という責任あるポジションを任されて。あと島だったっていうのもね、結構いろいろと問題…みんながアホみたいに米を食ったせいで米が足りなくなって買いに行けねーみたいなこともあったりして、自分ひとりじゃ解決できないんだなっていうのはそこでわかった。今まではなんとかなってた部分がなんとかならないっていうのに直面して、そういう意味では大変だったな。それから、その時、みんなに夜中におにぎり握ってもらったのがかなり助かったなっていうのは、今でも大変だったなっていう活動の1つかなと思いますね。

(※2)IVUSAでは活動のことをプロジェクトと呼称します。
(※3)PT=プロジェクトチームの略。IVUSAではプロジェクトの当日のスケジュールや食事の準備など学生主体で運営します。

― 金華山の活動で調理PTをやろうと思ったきっかけはありますか?

 僕が1年の時の多摩川清掃大作戦で、僕の班長だった先輩に「ちょっと裏方やってみない?」って言われて、二つ返事したのが運のつき本当に先輩に見出してもらったかなって感じです。


― やっぱりそういう役職に就くことで得ることはありましたか?
 長(おさ)とかは特に何が違うっていうのはないかもしれないんだけども、ある程度何かをやらなきゃいけないとか何かをやるっていうようなポジションに就くっていうことだけでも、だいぶ大きい違いなのかな。いわゆる作り手側になるっていうだけでも、今まで受け手だった分、見えないものとか見えてくるっていう点では面白いのかなっていうのはありますね。


― この春はどこか行かれました?

 この春は雪まつり(※4)と雪原カーニバル(※5)という地域活性化のボランティアで十日町に行ったので、十日町尽くしでしたね。雪原カーニバルでは、ありがたいことにマネジメントチームというものをやらせていただきました。

(※4)新潟県十日町市十日町雪まつり」活性化活動。活動レポートはこちら。
(※5)新潟県十日町市「雪原カーニバルなかさと2015」活性化活動。活動レポートはこちら。

― それは結構大変な感じだったんじゃないですか?

 いや(笑)僕はその中でも安全管理っていうポジションで、周りのみんながいけいけどんどんで攻めてるところを、ちょっとこれ危ないんじゃない?とか大丈夫?って注意するポジションだったんです。なので、どちらかと言えば周りが引っ張ってるのを微笑ましく見守ってる感じでした。そんなに大変ではなかったかなっていうのもあって、いろいろと裏から見えたので、いろんな人が頑張ってる姿とか見て、自分にできることもちょっとあるかなっていうのは思った感じです。


― 今までどれぐらいの数のプロジェクトに行ったんですか?

 夏のプロジェクトとか春のプロジェクトだと、平均で年2,3本ずつ行ってると思うから、全部で10本ちょっと行ってるのかな。今のところ全部国内なんで、まだ海外経験がないっていう。あとリーダー経験もないです。


― 確かに池田さんリーダーされてきてないですね!!池田さんは災害救援の活動に行っているイメージが強いですね。私が思うに、IVUSAの売りの1つに災害救援があると思うんです。つまり、災害が起きてすぐに動ける状況であることとか。実際に災害が起きた直後に現場に行ってみて、どうでしたか?町の人とかの反応とか、災害が起きた直後の生の状況をみて、どんな気持ちになりますか?

 そうですね、やっぱりいい気分ではないのは確かなんだけど、そこにある非日常感で、モチベーションというかテンションは高いところにある、興奮状態っていうのかな。それが果たしていいのかどうかは分かんないんだけど、だからこそ必死というか、必要な時に駆けつけることができる。ただ、そういう状況でも普段と同じように冷静に見ていなきゃいけないって思うのもあるし。それから、現地の人を見ていると、気疲れもあれば肉体的な疲れもあって、精神的にもやられていると感じます。そういうのを見ると、やっぱりこっちが元気じゃないと、そういうところでは与えられないのではないかと思うし、与えるだけではなくって、できるだけ近くに寄り添えることができるのではないかって思っています。だからテンションが高いのが決して悪いのではないのかなって思いますね。

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― なるほど。IVUSAは国際協力、環境保護、地域活性化、災害救援の4本柱がありますが、池田さんの中では、その分野の中でも1番興味があるのはなんですか?

 今後できるものや広がる可能性がどこにあるのかを考えると、地域活性化かなって思います。やっぱり地域活性化っていうのは、これをやれば解決できるっていうものが決まっていない部分もあるし、決まっていないからこそ色んなことができるっていう意味では興味がありますね。ただ、僕は商学部にいてビジネスとかを学んでいる中で、そういったボランティアは大切だけどもやっぱりお金がないと人って戻ってこないとも思います。そういうことでも何かできることはないかって考えると、地域活性化は今後面白いんじゃないかな。


― 目先のことだけではなく長い目でみるっていう感じですか?
 
 そうですね、長い目で見たいし、できれば目先のことでも何か結果を残したいっていうのは正直なところありますね。何年かかけてでも築いていければ1番かなって思います。


― 大学生活をIVUSAに注いでいるようですが、もしIVUSAに入っていなかったら何をしていました?

 僕、1年生の9月の多摩川清掃大作戦ぐらいまでIVUSAに関わっていなくて。じゃあ何していたかっていうと、学生をやっていたいと思っていたし、基本的に働きたくない人間なので、バイトはしていなかったですね。できるだけバイトをしないで稼ぐ方法を探していたんじゃないのかなって思います(笑)。


― 昨年度のIVUSAの選挙で見事選ばれ、この4月から23期学生代表となりましたが心がけていること、目指しているものはありますか?

 今就活の時期もあって、自分って何なんだろうなっていうのを今更ながらに見つめ直す良い機会になっているかな。よく言われる「自分らしさ」っていうのは何なのかっていうのをずっとバカにしていたんだけど、そう思っていることも自分らしさの一部なのかもしれないって考えるようになってきて。あとは、自分が外から見られる立場になって少し意識するようになったかなって思うんですが、まだまだ足りていないのでこれからも精進していきます。

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― 去年は日大砧クラブ(現:東京砧クラブ)のクラブ長でしたが、やっぱり学生代表とは違いますか?仕事の分量とか見る範囲とかも広がってくると思うのですが。(※6)

 そうだね。やっぱり組織の人数とか規模とかが大きくなったので、やることは変わってきたりはするんだけど、基本的に自身が何をするっていうわけでもなくて、実用的な面とか必要なこととかは周りに本当に優秀な同期や後輩がたくさんいるし、頼りがいのあるOBOGの方もたくさんいるので、そういった方の力があってIVUSAっていうのが成立しているんだなって思うし、そういう意味ではどこで自分が力を発揮するべきなのかっていうのを考えなきゃいけないなって。今までのクラブを見ていた時とは違って、もう少し色んなところに目を向けてもいいんじゃないかなって思うようになってきました。

(※6)IVUSAでは、会員が10名以上いる地域ごとにクラブを作っています。各クラブはその地域に在学する大学生の会員たちによって自主的に運営され、それぞれの大学や地域に根ざした活動を行っています。

― 2700人も所属している団体の代表ということで、かなり忙しいイメージがあるんですけど、休みの日とかあるんですか?
 だいぶあります(笑)


― 休みの日は何をしているんですか?

 最近は水滸伝を読んでいます。


― 水滸伝?(笑)

 そう、水滸伝(笑)意外と面白いし、ちょっとIVUSAっぽいことが書いてあったりして、意外とすらすら読めたりするので、ぜひ今読書をしたい人にオススメです(笑)
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― IVUSAをやっていてオン・オフってしっかりつけれますか?

 連絡が携帯に来たりするとそれが気になったりして、そういうので少しオンなのかオフなのか分らないときがあったりするから、いっそのこと携帯を持たないで出かけたりしてます。完全にオフになるから(笑)あんまりメリハリができてところがよくないところだなって思っていて。


― 難しいですよね。

 それがうまい人がIVUSAにたくさんいると思う。見ていて、こいつ本当にオフの時オフだなって思うときがありますね。良い意味でね(笑)


― 最後に、池田さんにとってIVUSAとは?

 単純に面白いことをやりたい人が集まっているんだなって思います。僕はよく“本気の遊び場”って言っているんだけど。本気でやりたいって言う人たちが集まって、それが妄想だけではなく実現して、実際に社会の中で動いていくっていう意味での“本気の遊び場”なのかな。それは結構1年生の時からあんまり変わらないかなって。IVUSAが輝いているときってみんなが全力で笑っている時だと思うから、そういうのが1番魅力だと思うし、IVUSAって何ですか?って言われたらまずこれを言いたいっていうのはある。

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― 今日はありがとうございました。



~編集後記~
同じ大学の先輩ということもあり、とても話しやすく楽しい取材でした。少しプライベートなことにも触れることができて新たな発見もありました(笑)。また、取材前日が池田さんの誕生日(4月13日)ということもあり、ささやかながら祝わせてもらいました。おめでとうございます!
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インタビュー・編集:川島宏美(日本大学3年)
カメラマン・編集:片桐美佳(日本大学3年)