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IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第53回「自分の思いを形にできる場所」小村優香さん

53回目のIVUSATIMESは、掘り出し企画第5弾!IVUSAに所属し、地域事業で活躍しながらも、"演劇"というステージでも頑張っている法政大学2年の小村優香さんにお話を伺ってきました!

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―では、自己紹介をお願いします。

 はい。東京多摩クラブ法政大学2年の小村優香です。お願いします。



―お願いします。今までどんな活動に参加したの?

 1年生の6月に子ども隊(※1)、夏は九十九里(※2)、9月に茨城の災害救援(※3)、春は沖縄(※4)です。1番印象に残っているのは子ども隊で、初めての活動なのに1年生が私以外いなくてとても不安でした。でも、活動をしていると子どもたちが本当にまっすぐで、可愛くて。この子たちの笑顔をもっと自分たちの力で増やしていくために、また行きたいと思える活動でした。それから最近だと、いちょう祭りのサブリーダーを務めました。


(※1)こども隊:2015年度栃尾ふるさとづくり活動2次隊。活動レポートはこちら
(※2)九十九里浜全域清掃大作戦の活動レポートはこちら
(※3)関東・東北豪雨災害救援活動の活動レポートはこちら
(※4)沖縄県戦没者遺骨収集活動の活動レポートはこちら



―すごいね!いちょう祭りは、どんな活動内容?

 いちょう祭りは、東京都西部の八王子地域で11月の中旬に毎年二日間行われるお祭りで、約30万人も来場するお祭りです。IVUSAでは公園に露店を出したり、よさこいを踊ったり、子ども向けのブースを設けたりして、お祭りを盛り上げています。



―サブリーダーとして、どんな思いで活動した?

このお祭りは、今後の多摩クラブを背負っていく1年生が主体的になって進めていくので、ここで経験を積んでほしいなと思っていました。当日は171人が参加し、メンバー同士で励まし合う姿、笑顔で子供達と遊ぶ姿、裏で成功のために業務を行う姿、どのみんなも生き生きとしていました。この二日間は、たまくら(多摩クラブの通称)のメンバーにとって自分達のクラブやいちょう祭りを知るきっかけになったと同時に、心に刻まれる思い出になったはずです。楽しかった!!たまくらが好きになった!!そういう声を沢山聞くことが出来ました。1つの想い出として刻むのもよし。でも、この2ヶ月間で学んだことや経験したことはきっと春プロや夏プロ(※6)、地域事業や地域イベントなど他でも活かせることが沢山あると思います。2ヶ月間一緒に走ってきて後輩の成長を驚くほどに感じました。たまくら、そして来期から独立する日野クラブ(※7)をより大きくしていってほしいですね。


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―良い活動だね。お疲れ様でした!じゃあIVUSAに入っていろんな経験をしてきたと思うけど、良かったことや辛かったことはある?

 私は今まで演劇だけをやっていたので、関わる人も限られていたんですけど、IVUSAに入って、人脈が広がりました。違う価値観の人と出会い、自分の視野も広がり、成長できた気がします。辛かったことは、活動でなにか役職に就くと決める事や話し合うことが多くて、夜に電話で会議するのが眠くて眠くて(笑)。特に1年生頃は夜更かししないタイプだったので、夜遅くまで起きるのがしんどかったです。



―うんうん。活動はすべて学生が主体となって作っている分、決めることも多いよね。ところで小村さんはIVUSAの他にも、演劇をやっていると聞きました!どんなことをしているんですか?

 私が4歳の時、地元に大きなホールができました。そこは、地元の人たちが作り・集うホールにしたいという方針だったので、地元の住民を集めてミュージカルをやろうという企画があり、その時母に「やってみる?」と聞かれ、幼い私は「やってみる」と答えたらしいです(笑)。それがずっと習い事感覚で続いて、気がついたら中学3年生までこの住民劇団で活動していました。
高校からは、寮に入ったので、住民劇団は辞めました。でも、ミュージカルをやる部活があったので、そこに入部しました。高校卒業してからは演劇はやっていなかったのですが、今年の夏に久しぶりに舞台をやったという感じです。



―ミュージカルをやっているんだね。

 そうですね。基本的にずっとミュージカルをやっていました。でも、大学に入ってからは、歌やダンスのない芝居だけのストレートプレイというものに挑戦しました。

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写真:舞台に立つ小村さん。



―なるほど。今はサークルに入って活動しているの?

 いいえ。プロの劇団に入っている方達が戦災孤児をテーマにした舞台を、平和への祈りを込めて節目にやる公演に参加しました。劇団でやるというより、いろいろなところから人を集めて、5年〜10年に1回行う記念公演です。演出家の方が地元の住民劇団にいた時にお世話になっていた方だったので、その縁があって今回声をかけていただきました。なので、役者は中学生から60代後半くらいのベテランの方までいて、プロとアマがごちゃまぜという環境でした。



―そうやってプロの方と一緒にできる機会があるっていいよね。

本当に貴重です。やっぱりプロの方と一緒に立つことによって自分に無いものを持っている方達がたくさんいて、ためになりますね。



―今回は戦争の内容だったみたいだけど、IVUSAで沖縄の活動にも行っていて、その活動が表現に活かされたことはある?

 それはとてもありますね。実際に行ってみて分かったこと、肌で感じたこと、そういうことがすごく自分の中に色褪せずに残っていたので、今回演じる時も資料で調べたりしたことと、現地で見たこと感じたことが全部リンクしていて、すごく役に深みを出すことができました。



―演劇をやっていて、どんな時にやりがいを感じる?

今回のような戦争がテーマの時は、自分がどう見られるかではなく、実際に戦争で亡くなられた人たちがいる中で、その人たちの思いを背負い、自分たちが代弁者となってやるべきだと思うので、その思いがしっかりお客さんに伝わった時に一番やりがいを感じます。終わったあとに涙を流されている方もいたり、感想を言ってくださったり、やる意味があるんだなと実感します。



―そこまで演技に深みを出すには、どのくらいの練習をするの?

 今回の練習は、夏休みの期間の8月8日から9月8日まで稽古。9〜11日が本番だったので、本当に夏休みは丸々舞台に力を注いでいました(笑)。



―遊び返上で、打ち込んでいたんだね。舞台に立つ時に気をつけていることはある?

声が枯れてしまっては舞台に立てないので、喉のケアは常に意識しています。あと、体調管理や体型管理ですね。戦災孤児の役をやった時は、飢えてなきゃいけないのに太ってたら、その時点でウソになってしまうので、一日おにぎりとパン一つという生活を送っていました。でも稽古も毎日続くので、へろへろになりながらやっていました。

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写真:舞台に立つ小村さん。



—そっかー。役作りも重要なんだね。でも、セリフを覚えるのも、大変じゃない?

 大変ですね。この前の舞台は、戦災孤児の子ども7人が主役で、私もそのうちの一人だったので、ずっと舞台に出っ放しの役で、もうセリフの量が…(笑)。さらに、ダブルキャストと言って、2つの役を演じたので、全然違うセリフをそれぞれ覚えなければいけなくて(笑)。もうごっちゃになってました…!セリフは、家でぶつぶつ言ったり、自然に稽古で喋ってたら入ってる入ってる、みたいな感じで覚えていました。それでも本番で頭が真っ白になってしまう時もあって、パッと頭が真っ白になってしまって、5秒くらい止まったこともあります。その時は、思い出せたから良かったですけど、空気は凍りつきましたね(笑)。もし、本当に思い出せなくなった時は、誰かにその次のセリフを言ってもらうか、話が成立するように他の役者がセリフを言って繋げてくれます。普段の稽古では、そういう訓練もしています。



―そうなんだね!IVUSA・演劇でこれからどんなことをしていきたい?

IVUSAでは国際協力に興味があるんですけど、まだ一度も行けていないので、一度は行ってみたいです。役職も勉強会しか経験していないので、もっと深く関わるPTとか調理のような役職に就いて、より多くの人と関わりたいです。
演劇の方は、舞台に立つとなると長期休みでなので、IVUSAのプロジェクトとかぶってしまうんです。今年の夏休みは舞台で忙しくてプロジェクトに行けなかったので、うまく両立できたらなと思っています。

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―では、あなたにとってIVUSAとは?

IVUSAとは「自分の思いを形にできる場所」です。高校生の頃からボランティアに参加してみたかったんですけど、自分に何ができるかなって考えても、なかなか行動には移せなくて。でも、IVUSAでは実際に活動に行くことで、自分のやりたいという思いが形にできるので、これからも興味を持ったことにはどんどん挑戦していきたいです。



―ありがとうございました。