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IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第54回「自分を変えられる場所」中村圭亮さん

54回目の記事は、掘り出し企画第6弾!先日掲載をして会員のみなさんから大きな反響があった、関西で我こそは取材してほしい!という人の募集企画で立候補してくれた、立命館大学2年の中村圭亮さんを特集します。彼が手をあげて主張したい事とは?


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―まず自己紹介お願いします。

立命館大学滋賀草津クラブ2年中村圭亮、あだ名はあいちです。よろしくお願いします。


―何故あいちと呼ばれているんですか?



大学に入ったとき、大学の友達が僕の名前を覚えてくれなかったんです。そしたら出身地だけ覚えてくれて、あいちって呼び始めたのが最初です。



―そうなんだ(笑)。さっそくですが、今回この企画に立候補しようと思った理由を教えてください。

主な目的は栃尾をみんなに知ってほしいということと、ついでに滋賀草津クラブをアピールできたらいいなと思ったからです。



―おお~、じゃあ今日はその2つを掘り出していこうかな。ではまず栃尾から。どんな活動をするの?

栃尾ふるさとづくり活動5次隊は、新潟県長岡市で毎年夏に行われる「栃尾祭り」のお手伝いをする活動です。メインはよさこいソーランを踊ることですが、それだけではありません。樽神輿綱引きっていう神輿を乗せたような綱があって、それを引き合う、という大会に参加したり、あと大民謡流しでは栃尾の踊りである栃尾甚句で街を練り歩くという活動もあったり、神輿の担ぎ手になったりします。


―いろいろするんだね、神輿引くのは力が必要そう・・・。中村くんが栃尾祭りに参加したきっかけって?

1年生の春プロ(※春休みの活動)で参加した「裸押し合い祭り」のときの仲良くなったメンバーが行くと言っていたのがきっかけです。僕自身も1度栃尾に行ったときに、地域の方のあたたかさに触れてまた行きたいなと思っていたし、2回目はまた違ったものが見られるんじゃないかと考えて参加しました。




―そもそも栃尾での活動のきっかけはなんですか?

IVUSAは2006年にあった豪雪災害のとき、災害救援活動として栃尾に行きました。そのときに、栃尾は2004年に中越地震の被害にあったにもかかわらず、メディアやボランティアがほとんど来なくて、「見捨てられた被災地」と呼ばれていることを知りました。それに対して何かできないのかって思ったことがきっかけで、これまでに色々な活動をさせていただいています。例えば被災された方々の思いを残すために文集を作るお手伝いをしたり、違う地域で災害が起こった時自分たちも被災したからその思いを届けたいという地域の方のお手伝いをしたり、そして今ではお祭りのお手伝いや参加をさせてもらっています。



―そんなことがあったんだ。栃尾祭り活動の魅力ってどんなところだと思いますか?

やっぱりお祭りの運営側に関わるのも大事だけど、地域の人と一緒になってお祭りに参加することで栃尾を盛り上げていくことができることですね。隊員も楽しいし地域の方も楽しんでくれるので。




―なるほど。何故よさこいを踊っているのですか?

僕たちがよさこいを踊る理由っていうのは栃尾に元気や笑顔を置いてきて、現地の方に笑顔になってもらいたいからなんです。ではなぜボランティア団体であるIVUSAがやるのかと、たしかによさこいサークルやチームの方が僕たちより上手く踊れるでしょう。だけどこれまで長年かけて栃尾の方々と関わり続けたIVUSAが踊ることに意味があると思っています。栃尾の方とIVUSA学生は親と子供、おじいちゃんと孫っていう関係なので、他の団体が踊るよりも僕たちが踊るほうがおじいちゃんたちも喜ぶと思っています。


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写真:よさこいを踊る中村くん。




―やっぱり知っている人が踊るほうが応援したくなりますよね。中村くん自身がその活動に参加したのはいつからなの?

栃尾には2回行っていて、1回目は1年生の春プロの裸押し合い祭りで、神社でふんどし一丁で押し合っていました(笑)。2回目が今年の夏の栃尾祭りで、よさこいPT(※)をさせていただきました。

(※)PT・・・プロジェクトチーム。活動を中心となって作っていくメンバーの事。



―よさこいPTは何をするの?

隊員の中心になってよさこいを教えたり、今回はオリジナルのよさこいを作ったりしました。みんなに教える前は動画見たり、深夜に公園に行って一人で練習していましたね(笑)。




―今回参加してどうでした?

今までIVUSAで泣いたことはありませんでした。でも活動の本番、もうすぐよさこいを踊り終わるってなったときに、もう終わっちゃうと思ったら涙が出てきたんです。でも僕先頭で踊っていたから誰も僕が泣いてる姿は見てないという(笑)。それが一番心に残っています。



―ちょっと寂しい気持ちになるやつですね(笑)。次栃尾祭りで何かしたいことはもうあるの?

次はスタッフマネージャー(※)をしたいと思っています。今回の栃尾祭りのよさこいPTはスタッフ系のPTでスタッフマネージャーさんにすごくお世話になりました。忙しいのにも関わらず、業務のアドバイスだけでなく、僕のメンタル面も気にしてくれて本当に助けていただきました。だからそんな先輩に自分もなりたいな、ということでスタマネをやりたいと思っています。


(※)プロジェクトに参加する隊員の管理をする役職者。活動における学生幹部のうちの1人。




―それはぜひなってほしいです。先ほど今年はオリジナルのよさこいを作ったと言っていましたがどうしてですか?

今回の隊目的が、栃尾の方同士や栃尾に新しく来てくれた人たちを繫げたい、という思いから「新しいつながりを作る」だったので、そのためにはどうしたらいいか考えたときに新しいよさこいを作ろう、となりました。新しいよさこいには栃尾地域で昔から踊られている栃尾甚句のフリをアレンジして加えていき、そのことを地元の新聞の方たちをはじめとしたメディアを使ってアピールしました。そうしてできた新しいよさこいを見て、栃尾の方に喜んでもらうことや、多くの人の目に入ることでオリジナルよさこいを実際に見たいと思ってきてくれるお客さんを増やす、などの目的があり今回オリジナルのよさこいを作りました。



―その新しいよさこいも学生で考えたんですか?

よさこいPTで考えました。とても喜んでもらえたので、大成功です。これからも続いていければいいなと思っています。


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―じゃあ結構栃尾については語ってもらったので、次はクラブについて聞いていきたいなと思います。まず滋賀草津クラブはどこの大学が集まっているんですか?

立命館大学のびわこ・くさつキャンパスと、今年から滋賀大学と長浜バイオ大学も一緒になって3つの大学です。人数は160人以上もいます。




―どんなクラブなの?

結構アホな人ばかりなクラブです(笑)。第一印象はほんとそれだけだと思う。けど知っていくとあんまり褒めたくないんだけど、同期も先輩もみんな見えないところで何かしら頑張っている。でも同期とはもっと真面目なところを共有したいですし、先輩はなんでPJでかっこいいのにクラブではあんな感じなのかなって思います(笑)。後輩はとにかく可愛いです。まとめると普段アホなことやっているけど、ちゃんとやることはやっていて実はできるやつが多いクラブです。



―おおー!楽しそうですね(笑)。クラブでは何をしていますか?

子ども事業をしています。学童の子どもたちと遊ぶっていう活動で、もともと滋賀大学の滋賀彦根クラブがあったときの事業なんですが、それを滋賀草津クラブにもってきて引き続き活動しています。学童の先生方には、大学生が来てくれると子どもたちが喜んでくれるし、普段若い人たちとあまり触れ合う機会がない子どもたちに新鮮さを与えられて、嬉しいと言われます。



―これからどうしていきたいとかある?

これからの目標としては、米原の子どもたちにこちらが主催するイベントに参加してもらいたいです。これまでは僕たちが行って遊ぶという向こう主体の活動だったので、これからは僕たちが主催のイベントを実現していきたいなと考えています。今は春休みに向けて企画を練っています。子どもを僕たちに預けるということはリスクも多いので学童の方とこれからたくさん話し合いをしていかなくてはいけないですね。





―実現したらいいね!クラブに対して思うことってある?

1年生にやる気ある子が多いんですが、その分温度差のある1年生もいるのでその子たちを巻き込んでいく必要があります。上級生も置いていかれないようにしないといけませんし。あとやっぱりこの時期になると役員や選挙を考えていかなきゃいけないんですが、理想は役員になりたい人が多ければ多いほどいいなって思います。



―1年生の面倒をしっかり見てくれているみたいですね!2年生という立場から後輩にIVUSAでこんなことを知ってほしい、経験してほしいことありますか?

IVUSAという組織の中で動く上でリーダーシップ、メンバーシップがあって、今1年生にはメンバーシップが必要だと思うんですよ。メンバーシップって例えば人の話を聞いてそれに対する返事や発言をする、とか割と基本的なことですけどそういう力はやっぱり身に着けていかないと、組織で活動することができなくなってくると思うのでメンバーシップは身に付けてほしいスキルです。あとはただ自由にその子のやりたいようなIVUSAの関わり方をしてほしいと思います。



―中村くんは来期滋賀草津クラブをどんなクラブにしたいですか?

誰も辞めさせないクラブにしたいけど、そればっかり追っていたらただ楽しいだけのクラブになってしまって、当初の目的のボランティアで活躍できる人材はその環境じゃ育てられないと思います。そこが悩みどころなんですが、そこを両立させるクラブが作りたいです。


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写真:滋賀草津クラブのみなさん。



―理想も大事だし、でも現実も見ないとっていうところが大変だよね。では最後の質問にいきます。あなたにとってIVUSAとは?

僕にとってIVUSAとは自分を変えられる場所です。IVUSAにはその環境と人が揃っていて、自分は今も変わり続けてるし、これからも変わり続けていこうと思います。

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―これからもさらに活躍することを期待しています!ありがとうございました!


※栃尾ふるさとづくり活動「栃尾祭り」の活動レポートはこちら
※栃尾ふるさとづくり活動「裸押し合い祭り」の活動レポートはこちら



カメラ:菊池晴宏(京都産業大学3年)
取材・編集:長谷川千尋(日本大学2年)