IVUSA TIMES

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第105回「たからばこ」和氣百花さん

第105回IVUSATIMESは、東京駒沢クラブ クラブマネージャーの和氣百花さんに取材しました。とことん、クラブに向き合う百花さん。どのようにクラブを運営しているのか、クラブに対する想いや考えなどを伺いました。さらに、素敵な目標や趣味も持っていらっしゃるようです!



―まず、自己紹介からお願いします。

東京駒沢クラブ、國學院大學人間開発学部こども支援学科3年の和氣百花です。食べることがとにかく好きで、絵を描くことも好きです。


―そうなんですね!最近はまっている食べ物は、あるんですか?

最近じゃないけど…、常にはまっているのはラーメン!!!


―あぁ、この前大学でカレーラーメン食べてましたね!

あ、食べてた食べてた!カップヌードルの!そう、ラーメンは好きな食べ物っていうよりも、もう主食かも!好きな食べ物は、茶わん蒸しと卵焼きかな。


―主食がラーメン!なかなか見ないですね、珍しい(笑)!早速ですが最初の質問です。駒沢クラブのクラブマネージャーとして活躍されている百花さんですが、クラブマネージャーとしてどんなことをされているのですか?

クラマネとして何の仕事をしているのかって言われたら、そんなに無いかもしれない…。むしろ一番本当に何にもやってないんじゃないかってくらい


―えっ、本当ですか?

うん、本当本当!謙遜とかじゃなくて!3人役員がいるんだけど、その3人が具体的な仕事をしてくれてるんだよね。私は実際、クラブ会の最後にみんなの前で話したり、LINEで大事な情報を流したりとか、具体的な仕事って言ったらそれぐらいしかしてない。でも、常にクラブのことは誰よりも一番に考えているよ。


―例えば、どういうことを考えているのですか?

「クラブでこういう事をしたい」「今、クラブの皆がこういう状況だから、こんな事を伝えたい」とかを考えているね。そういった理想とか、やりたい事を役員に伝えて、役員が「そのためにこういう事をしよう」だったり、そのための日程調整を決めてくれてる!だから自分はあっち行こうとかこっち行こうみたいに言ってるだけなんだよね!


ーなるほど…じゃあ、百花さんが特別一人で頑張っているというよりは、3人の役員と役割分担しながらクラブを引っ張っているんですね。

そう、だから私は何にもしてないの。本当に。自分だけじゃクラブをつくれてないね。


―その3人とは具体的にどんなことをされているんですか?

例えば、運営会議っていうものが月一回あるんだけど、知ってる?


―知らないです(泣)。教えていただけますか?

本部からの連絡の共有や、一ヶ月間こうだったからクラブとして、こうしていこうねとかを話し合う会議なんだよね。そこでは、茉歩が議事や日程調整などをしてくれてる。班長さんからの時間もあるんだけど、そこでは、班長の補佐のスタッフマネージャーの奈菜が色々班長さんとコミュニケーション取りながら進めてくれたりしてる。奈菜は、すごいコミュニケーションをとるのが上手いの。祐太郎は、完全に事業だね。いろんな地域の方と連絡を取り合っていたり、「こういう企画をやりましょう」って提案してくれたりしてるかな。だから、私は運営会議では司会進行係をやっているんだよね。



左から石山茉歩さん(アドミニストレーションマネージャー)、百花さん、安生奈菜さん(スタッフマネージャー)、飯島祐太郎さん(事業部長)(百花さん作)


―へぇ~そうなんですか!他にも皆さんでやっている事はあるんですか?

そうだね、LINEに流す文章と画像かな!文章は、一言一句めちゃめちゃ考えてる。画像は、今期からかなり重視していて見やすく、わかりやすくっていうことを意識してるかな。これでいいかなって役員から意見をもらいながら、何度もやり取りして流してるんだよね!


―なるほど…何か奥が深い!

うん!奥が深い!


―私の勝手なイメージですけど、百花さんが一人で頑張っていると思ってました(泣)。だから、縁の下の力持ちの役員さんと、百花さん、みんなで協力されてるんだなぁって…って思いました!

そうなんだよね!あとは、お互い認め合えてるなぁっていうのも感じてる!それは、クラブ会の最後に言うクラマネからの一言の事からかな。全く相談なしで役員も私が何を言うのか当日初めて知る感じなの。だけど、どんな事を言っても、いつも「いいね」って、認めてくれてるんだよね!


―お互い認め合える関係っていいですね!先月のクラブ会での百花さんの最後の一言、感動しました!ここでも話してほしいです!

えっ、恥ずかしい…(笑)。けど…言うね!先月言ったのは、「心が動く」ってことを大切にしてほしくて。例えば、映画を観て感動した、切なくなったとか、その一つひとつが「心が動く」ってことだと思っていて。もっと言えば、どんぐりが落ちていたとすると、それを見たときに「あ、どんぐりだなぁ」って思うだけじゃなくて、「このどんぐり、形がきれいだなぁ」とか、「このどんぐりどこから落ちてきたんだろう」とか、「このどんぐり食べてみたいなぁ」っていう。そういう心が動くってことを凄い大事にしてほしいんだよね。

だから、誰かが話しているときも漠然とそう思うだけじゃなくて、「良い話しているなぁ」とか「この人熱いなぁ」っていうのを感じてほしい。それはポジティブな感情だけじゃなくて、「この人の言ってることは違うぞ」とか逆の感情でも心が動くと思っているの。頭を使わなきゃいけない場面っていっぱいあるけど、それより心を精一杯使ってほしいなっていう話!



―うわぁ、ありがとうございます!百花さんが話していることって、きっとクラブのみんなに伝わっていると思います!

ありがとう!この話したときって、教室じゃなくて外だったからよかったかもしれない!


―確かに…。そのほうが堅苦しくないですもんね!駒沢クラブって堅苦しすぎず、楽しさも重視していると思うのですが、その点どうでしょうか?

そこは本当に大事にしてて、運営側も楽しくやってる!まずはタイトルから考え始めるね。この前の運営会議でも、学内だと夜遅くまでいれないから、たまぷらテラスっていうフードコートの外で『星空運営会議』っていうのをやったんだよね(笑)。それこそ運営会議って言葉自体、堅苦しく聞こえたり、つまんなそうって感じたりすることが多いんだよね。だから、それを聞いただけでとにかくワクワクするような、参加したくなるようなものにしたいし、来てくれた人達の目線に立って楽しくしているかなぁ。
でも、それが良いことばっかりじゃなくて、去年1年間の課題でもあったんだよね。凄い仲が良くてワチャワチャしているのはいいけど、逆に時間のメリハリがなくていつまでもワチャワチャしているとか、そういうケジメの部分で自分達は注意されてきた。


―これからの課題にもなるわけですね…では、続いての質問に移るのですがなぜクラブマネージャーになろうと思ったのですか?

それ最近、選挙の期間だから思い返す機会が多くて…。最初のきっかけは1年生のとき、立候補していた2年生の演説を聞いているときかなぁ。そのときは「クラマネやりたい」というよりは「演説したい!」だったんだよね!


―へぇ~。前に出たい!って事だったんですか?

そのときは、IVUSAへの想いをみんなに伝えたかったから「演説したい!」だった。それが「クラマネになりたい」に変わったのはアカペラがきっかけ。去年、IVUSAのほかにアカペラサークルにも所属している1年生が多くて、その子たちのコンサートを見に行ったんだけど、そのときに歌っている1年生を見て、「あぁ、なんかクラマネやりたい」って思ったんだよね。



―歌の力ですか(笑)!?

違う、違う(笑)。駒沢クラブってIVUSA以外にも他のサークル、学校、実習で頑張って輝いている子が多いクラブじゃん。こんだけ輝ける子たちがもっとIVUSAを通して色々な経験をしたら、きっとまた刺激を受けてまたもっと輝けるんだろうなって思ったし、その子たちがプロジェクトに行くことで他クラブの子たちが影響を受けてくれると思ったの。自分の夢に向かってすごい頑張っている駒沢の子達を見て、他クラブの子たちが「駒沢の子たちすごいな、自分も頑張ろう」と思ってもらえるような存在の子がいっぱいいると思ったのね。だから、そういう子たちが色々な経験ができる一つの居場所をつくりたいなって。


―クラブの人からなりたいきっかけをもらうって良いですね!

うん!他にも理由はあって、もともと私、負けず嫌いだったのね。それこそ1年生の頃は同期の中で誰よりも進んでいたいっていう思いから、クラブのことはあまり大切じゃないって思っていたの。だから、ずっとクラブの外を意識していて、あえて研修も他クラブの日程で受けたりしてた。でも、そんな時に先輩に言われたのが「クラマネって関東で17人しかいないんだけど、会員3500人中17人にしかできないことがあるって良くない?」ってなって。そのときに「あ、良いかも」って(笑)。


―先輩の一押しもあったんですね!

そう、本当は「自分なんかにできない」って思ってたの。「誰よりも進んでたい」っていう気持ちと同時に「自分なんかダメだ、同期はもっとすごいのに」っていう劣等感もあって。それで、すごい悩んでいた時に「今できないならこれからできるようになればいいんじゃん、変わればいいじゃん」って言われたのもある!変わろうって!


―自分の中で切り替えがあったんですね!実際やってみて変わった実感はありましたか?

変わったとは言われる!変わろうと思って半年やってきたから、そう言われるのはすごい嬉しい!だけど2年の春プロのときに、「自分の一言でその場の空気が変わるし、雰囲気も作っていかなきゃいけないポジションになるのに、そういう意識ができてないよね。クラマネそんな甘くないよ」ってボロクソに言われて。それがすごい悔しかったけど、その通りだった。だから、みんなの前で何かを伝える場面では、自分の姿勢、言葉の一つひとつを意識するようになったかな。それでも今も色々な面でボロボロだけど、今以上に1年前はもっとひどかったよぉ。だから、ちょっとは…(笑)。


―ちょっとは…(笑)。私からしたら、だいぶですよ~(笑)。続いての質問です!クラブ目標について、お伺いしたいのですが、まずは駒沢クラブのクラブ目標を教えてください!

はい、「人と向き合い社会と向き合いやりたいを大切にする」です!


―ありがとうございます。なぜ、このクラブ目標にしたんですか?

まず、役員全員で集まってクラブ目標にいれたい要素をどんどん付箋に書いていったのね。それをまとめて、このクラブ目標になった!

“人と向き合う”は、駒沢クラブが大前提に置いている部分!IVUSAありきの関係性じゃなくて、それがなくたって話すし、会うし、集まるっていう関係性を今まで大切にしていたのね。そういう部分でクラブ員に向き合うのもそうだし、この“人”の中にはクラブ員のほかに、他クラブの人、ボランティア先で会う人、地域事業でいつもお世話になっている人全員が含まれていて、そういう人たちと向き合いたいよねっていう思いが込められてる。

“社会と向き合う”は駒沢クラブの弱いところでもあるの。一つ下の代は、すごいプロジェクトに行く人が少なかったんだよね。たくさん世界が広がって、社会について知れるIVUSAに入っているのにクラブの中だけで終わらせちゃうのはもったいないなくて。研修やプロジェクトを通して社会の出来事を自分事として捉えて経験ができたらいいよねって。

“やりたいを大切にする”のは役員全員が入れたいよねって一致したもの!さっきも言ったけど駒沢クラブは一人ひとり夢をもって頑張りたいことがある子がたくさんいて、そうするとなかなかIVUSAに関わる時間って少なくなっちゃうんだよね。それを、受け止めて認め合って大切にできていたら良いねって。先輩には「やりたいを大切にしたその先に何があるのか入れたほうが良い」って言われたのね。でも、やりたいことを追求していくうちに新しく別のことを見つけるかもしれなくて、その先って一人ひとり違うと思ったから、結果というよりはそれぞれの形で大切にするのが駒沢クラブの理想なんですっていう理由でこれを選んだ。


―それぞれのキーワードに意味がしっかり込められているんですね。この目標を達成するためにどんなところから大切にされていますか?

それぞれお互いのことを知って信頼関係を築くってところじゃないかな。駒沢クラブは、IVUSA外でも普通に大学で擦れ違ったら少しお話して、お互いコミュニケーションをとってる。運営会議の班長さんからの話では、班員一人ひとり、「こういう話してます」、「この子はこういうこと頑張ってます」、「あの子この前会ったときこう言ってました」っていうのを共有したりもしてる。さきちーもだよ(笑)。


―えっ、恥ずかしいぃ(笑)。恥ずかしいですけどこんな話してもらえてるって嬉しいです!

そうだよね。共有されることで他の人も「あの子ってこういう子なんだ!」っていうのも分かってくる!色々なところで小さなコミュニケーションを大切にしながら、お互いの事を知って、信頼関係を築いてるね!


―ありがとうございます!



駒沢クラブの合宿と学祭の様子


うわぁ、すごいいっぱい話しちゃってるね!恥ずかしい(照)。


―最後に、百花さんの目標や好きな事についても聞きたいです。何かありますか?

人生の目標は、今やっていることが子ども系ってこともあって、「世界中の子どもを幸せにすること!」なんですよ(笑)。



百花さんは、子供分野の時事問題勉強会のインストラクターも持っているそうです!



―いいですね!!!百花さんなら実現可能だと思います!

好きな事はデザインする事!だから、今までにIVUSAでは、クラブ、プロジェクトのTシャツのデザインをしたり、会員ページのジョブパンフレットのイラストを任してもらったり!プライベートでは、1年の冬にカフェを借りて作品展を開いたの!その時、沢山の人が来てくれて、「温かい気持ちになった」とかすごいたくさんの言葉をかけてもらって、そんなんこっちが温かくなるし、幸せだし、絵を通して自分幸せだなって実感できた機会だった!




作品展の様子。すごすぎます!!


―好きなことをIVUSAでも生かしつつ趣味でも広げてるってすごいですね!なんか、人生謳歌してる!ってかんじです!

ね、ほんと、私世界で一番幸せな自信ある!


―うわぁ、名言出ました(笑)!では、あなたにとってIVUSAとは?

「たからばこ」です!

IVUSAで出会ってきた人、経験は本当に自分の宝だと思っているの。IVUSAに出会ってなかったらこんなに自分の夢や、やりたい事も増えることもなかったし、自分の世界が広がることもなかった!だから、今までの思い出が全部詰まっている「たからばこ」だね!



―今日はありがとうございました!


編集後記:伊藤咲季

私自身、プロジェクトや活動、研修に行き、駒沢クラブだと言うと、「わけももちゃんのクラブか!」といわれることが多く、百花さんが駒沢の顔になっているのだなと感じていました。そんな、百花さんをクラブ員として、さらに初取材としてインタビューすることができ、ひじょーに嬉しい、です。
インタビュー、編集:伊藤咲季(國學院大學1年)
写真:内藤美紀(神奈川大学3年)